現在、日本経済の中心であり、世界に誇る大都市として栄えている日本の首都「東京」。
今や日本の歴史・経済はこの東京を中心に動いています。
しかし、日本の首都が東京へ遷る約150年前、
かつて京都が日本の首都として「文化・歴史・芸能・芸術」において1,200年もの間、
絢爛豪華な都市として栄えていました。
首都が東京へ遷って以降、京都は国内外問わず年間5,000万人もの
観光客が訪れ賑わう観光都市として生まれ変わりました。
その内、約3分の1の観光客が京都で宿泊し、
宿泊者数の約90%もの観光客は日本の国内からおこしになられているのです。
ちなみに日本の人口は約1億3,000万人です。
こんなにも京都が日本中から愛され訪れられる都市となっているのはなぜでしょう?
それは日本の首都としてかつて繁栄し、日本の文化・歴史を数多く創造し、
今も大切に保存・後継し続けている都市だからです。
日本人が自国の文化・歴史に数多く触れることのできる都市「京都」。
そんな日本の文化・歴史に、より濃く反映し影響を与えた京都の風土。
そこに根付いた「衣・食・住」そして客人をもてなす心。
現在、その延長線上にあり直接体験できる集約されたものが「旅館」であり、
日本人が日本人としてどこか懐かしい時間を、より深く味わうことのできる場所が、京都の「旅館」なのです。 |